非メジャーアイドルナビ

一般的に「非メジャー」に分類されるであろうアイドルを追跡するブログです

西畑大吾:個人的に期待している次世代アイドル(男子編)

ちょっと前の話ですが、AKB総選挙の特番をちらちら見て、どこの世界も世代交代が進んでいるなぁとしみじみと思った今日この頃です。

℃-uteとLeadという、10年選手のベテランアイドルを応援し続けている身としては、時の流れの速さに驚愕せざるを得ません。

しかし、℃-uteがとうとう解散を決め(※この件についてはいまだにショックすぎて何も語れない状況であることをご理解ください)、Leadもすっかり疲れたオッサンになってしまった今日、私もいつまでも時代の流れに目を背けて懐古主義に浸っているわけにもいきませんから、新しい世代の、まさに「今が旬」と言えるアイドルも積極的に応援していきたいなぁと思っております。

というわけで。

 

自分的なメモとして、今個人的に期待しているネクストブレイク候補たちを、男女1名ずつ紹介させてください。

まずは男子。

 

西畑大吾(ジャニーズ/関西ジュニア):関西ジャニーズジュニア。2011年にオーディションを受け、ジャニーズ事務所に所属。1997年1月9日 生まれ。大阪府出身。

参考:映画『PとJK』公式サイト

 

結局、男子で若いアイドルっていうとこの事務所になってしまうのが非常に残念なところですが、まぁジャニーズの中でも「ジュニア」という存在は超特殊で、しかもその中でも亜流と言える「関西ジュニア」という存在は、マイナーとは言わないまでも「非メジャー」であり、当ブログのウォッチ対象からそこまで離れていないだろうと思い、関西ジュニアから西畑大吾くんをチョイスしました。

もう19歳とかそのへんなので、全然次世代じゃないけど、上が詰まりまくっているジャニーズジュニアにおいては、とりあえず「若手」にカテゴライズされるのではないかと。。

 

棚ボタ的関西ジュニアのトップが、予想以上に健闘している件

西畑くんは、ポジション的には棚ボタ的というか半強制的繰り上げにより関西ジュニアのトップに据えられ、朝ドラとかも出てるので、わりとジュニアの中でもデビューに近い位置いる「メジャー感」のあるジュニアなんじゃないかと思いますが、個人的には苦労人アイドルが好きなので、西畑くんの「めちゃくちゃがんばってるけどなんとなくつきまとう不幸な感じ」がたまりません。

ジュニア全体でみると一番勢いがあるのは俄然Mr.Kingとか長妻くんとかでしょうし、関西ジュニアでいうとむしろ室くんとか正門くんのほうが好みではあるのですが、「期待」という意味では西畑くん一択です。

 

実は西畑くんに期待するようになったのは結構最近で、関西ジュニアのセンターかつエースだった永瀬くんと平野くんが東京に移籍し*1、向井くんと西畑くんが暫定的にトップに立って、間もなく流星くんか高橋恭平くんあたりがするっとセンターに入ってくるのかなと思っていたら、西畑くんががっつりセンター兼エースに据えられたのに驚いて、しかも彼がそれをきちっと受け止めて、その役割をしっかり理解して背負い立ったことにとても感心したからなのです。

 

正直西畑くんは、グループの端っこが似合うタイプというか、サポート役として最も力を発揮するタイプで、決して真ん中に立って輝く人ではないと思うのです。

実際、なにきん時代の彼は自分の立ち位置をとてもよくわかっていて、年下の永瀬くんや流星くんの面倒を見つつ、オーラのあるセンタータイプの彼らが委縮しないで伸び伸びやれるようにうまく引き立て役になり、非常によく周りを見ながら「まわりを生かす」ことを第一に考えて立ち回っているように見えました。

個人的には「デキる子だなー」とは思っていましたが、「背が低い」「女顔」「甲高い声」「女装キャラ」あたりのマイナー志向な要素がどうしても引っかかって、私は彼を「狭いジャニーズ村の中でしか輝けないタイプ」だと決めつけてしまっていました。関西ジュニアの中ではなにきんの一員として推されていることはわかりましたが、彼がデビューすることはたぶんないだろうと勝手に思い込んでいたのです。

 

それが、急遽永瀬くんと平野くんが引き抜かれたことで、暫定的に彼にセンターのポジションがまわってきたわけですが。

そのときに、西畑くんは私が想像していた以上の適応力で、おそらく彼にとって手に余る大役であっただろうに、期待以上の「関西ジュニアのセンター」としての顔を見せてくれました。

 

アイドルにとって最も必要な才能とは…? 

彼は自分のことをとてもよく分析していて、自分のファンが何を求めているのかもよく理解しているし、何より自分のポテンシャルをあますところなく全て引き出すのが本当に上手です。

私は舞台やコンサートを見に行くほど関西ジュニアに詳しいわけではないのですが、「まいジャニ」はわりと真剣に見ていて、特にそのショータイムのステージを見てひしひしと西畑くんの「変化」を感じました。明らかに様子というかオーラが変わっています。

つまり、彼はどう考えてもセンター向きのタイプではないのに、自分にその役割が求められた途端、見事に「センター」として新しい「西畑大吾像」を引っ張り出して、今まであえて抑制していた貪欲でギラついた一面を表に出し、その魅力を開花させたのです。

私は、自分の目が節穴であったことを猛省しました。西畑くんが、まさかここまで「デキる子」だと気づけなかったとは、自分も本当に耄碌したものだ、と。。

 

「どこにいてもそのポジションの役割を理解し、適応し、輝ける」というのは並大抵のことではないです。それだけでも、彼のクレバーさは称賛に値します。

しかも西畑くんって、こう言っちゃなんですが歌もダンスも決して上手ではないし*2、背も低くてアクロバットはできないし、顔立ちはかわいいけど地味だし、ただもう「努力+賢さ+愛嬌」だけでやってきたようなタイプに見えるわけで。

でも逆に言うと、その「努力」できる根性があって、周りを見れる「賢さ」があって、ルックス的にも性格的にも「愛嬌」があることこそが、アイドルにとって一番必要な才能でもあるわけなのです。

 

KAT-TUNが空中分解したことで、私は本当に思い知りましたよ。ほんとに。

「アイドル」という職業が好きで、「アイドルである」ことに誠実でなければ、結局は続かないのです。

例えばの話ですけど、赤西くんは今、自分が思う「アーティスト」像を実現していて、本人的には気持ちいいだろうし、実際カッコ良いことしてると思うのですが、個人的には、彼はアイドルとしてなら「天下」をとれる人でも、ミュージシャンとしてはソコソコくらいなんじゃないかと思います(しかも、結局どうやってもアイドル性は切り捨てられてないですからね)。

しかし、結局は本人が「アイドルである自分」を受け入れられなかったから、続けていくことは不可能だったのでしょう。

赤西くんの人生ですから、その判断にとやかく言う資格はないのですが、ただ、残念だなぁとは思います。

 

そしてこの一件で私は学びました。

私は、心から「アイドルである」ことが好きで、誇りに思っている子を応援しよう、と。
(アイドルの持つ「アーティストになりたい願望」については、下記で詳しく語っているのでご覧ください)

idol-navi.hatenablog.com

 

それで、たぶん、西畑くんはそうゆうタイプの子なんじゃないかと思います。

つまり、彼は「アイドル」であることを楽しみ、誇りに思っているように見える、ということです。

 

事務所的には俳優部門でやっていくのかもしれませんが、西畑くんは歌ったり踊ったりしているときのキラキラ感がたまんないですね。決して上手ではないのですが、「ジャニーズアイドル」らしい自己演出力の高さが抜きんでていて、アイドルの王道をいっています。この「テレ」のなさは、彼が「アイドルであること」を心から好きだからできることなのだろうと、私は解釈しています。

しかも彼は、クレバーさもあるわけです。おっとりした印象が強いのですが、たまにテレビでコメントや司会ぶりを見る限り、頭の回転は早いし、芯がしっかりしている感じがします。そもそも演技がうまい子っていうのは、だいたいにおいて自頭が良い子なんですよね。

現在のジュニアのトップは、名実ともにMr.Kingなんだろうと思いますが、長い目でみて芸能界で生き残るのは西畑くんみたいな「アイドルであることに本気でプライドを持っている子」であり、かついろんな意味で「賢い子」なのではないでしょうか。

(まぁそうゆう意味では、私は岩橋くん・岸くんあたりのことも応援しているんですけどね、心情的には。。)

 

「俳優」路線か、「アイドル」路線か

…とかいう記事を書いて寝かしておいたら、西畑くんが亀梨くんと二宮くんの映画にバーターで出演することになったとか。

いいねいいねー推されてますねー!

少クラIN大阪でも無双してたし、ノッてますね。こうゆうのがまさに、「今が旬」なアイドルをウォッチする楽しみなんですよね。

それにしても、ドラマではなく映画のバーターに呼ばれているあたりに、なんとなく意図を感じますね。事務所はどうやら、彼を本格派な「俳優」路線に持っていきたいようです。


彼が無事にCDデビューできるのか、それとも生田斗真くんみたいな俳優部門で売られていくのかは、事務所のみぞ知るって感じなのでしょうが*3、個人的には西畑くんは「アイドル」が天職に見えるし、やはりグループの端っこで、グループのまとめ役&お世話係みたいなポジションが一番合っている気がします。

今はあたえられた「関西ジュニアのセンター」というポジションを健気に、そして器用にこなしていますが、アクの強いジュニアが多い中で、西畑くんのような「一服の清涼剤」みたいなタイプでなおかつ人気がある子は貴重だと思うので、うまく使ってほしいなと思います。

 

それにしても、れんれんとしょおさんはなんか「よくないジュニアのお手本」みたいになってきてしまいましたが、大丈夫なのでしょうか。。じぐいわくらいまで突き抜けると、これはこれでまたジャニーズの本流になるんでしょうけど。戦略を持った自己プロデュースでないとしたら、何事も中途半端はよくないと思いますけどね。

高橋海人くんは、錦織圭のそっくりさん」芸人として売り出したほうが絶対イケると思います。こじけんもそうだけど、ジャニーさんってこうゆう顔好きなんかな。

 

ジャニーズ以外で気になる子たち

ちなみに、ジャニーズ以外で注目しているのは、以下の面々。

 

Prizmax森崎ウィンくん

個人的には黒川ティムくんのほうが好みですが、アイドルとしてポテンシャルが高いのは森崎くんだと思います。体格が良く、アジア人らしいイケメン。歌もうまいし演技もソコソコできて、英語もペラペラだからハリウッド大作のメインキャストにも抜擢されたとか。

もう26歳とかそのへんなので、ネクストブレイクというのも違和感がありますが、いかんせん最近の男子アイドルは平均年齢が上がってきてますからね。女子とは真逆な方向性なのがおもしろいところです。

Prizmaxはいろいろ苦労してきたグループですし、色々な意味で「大人」の集まりというイメージがあるので、今後もゆるゆると落ち着いた活動を続けてくれるといいなぁと思っています。

youtu.be

 

DISH//のTAKUMIくん

この子たちはバンド系のアイドルなので、正直私の好きな王道のダンス系アイドルからは大きく外れているのですが、TAKUMIくんはまだ18歳くらいで顔もかわいいし、何より声がすごく良いのでわりと注目しています。

バンド系のアイドルというのは、いつの時代もあんまりはやらないと思うのですが*4、しかしバンド系にせざるを得ないのでしょうね、某J事務所との関係的に。

なんにせよDISH//はグループとしての方向性は若干「?」な感じなので、正直に言うとグループとしてのブレイクというより、TAKUMIくんがなんとか生き残ってくれるといいなぁ、という目線で見ています。

youtu.be

 

まぁしかし、結局のところデビュー当時のLeadほど私の心をざわめかせてくれるアイドルは、今のところまだ見つかっていないわけで。

youtu.be

なんで売れなかったのかな。。。。涙

 

そしてやっぱり、ジャニーズが思いっきり帝国主義をとっているがために、やっぱりジャニーズ以外の若手男子アイドルってほんと少ないですよね。女子にくらべるともう圧倒的に。そりゃ韓流アイドルに流れるわ、と思いました。

idol-navi.hatenablog.com

 

とりあえず、今後は西畑大吾くんの活躍を期待しつつ、穏やかな気持ちで男子アイドル界を見守っていきたいと思います。

いかんせん、ジャニーズ事務所というのは魔物が棲む事務所と言われていますからね。今年はSMAP問題のアレコレで、さっそく「アソコは恐ろしいところだ…」という認識を一般市民に深く再確認させているあたり、西畑くんにしろキングにしろ、「今は推されていても明日にはどうなっているかわからない」、まさに一寸先は闇なわけです。

一体何を信じ、何と戦えばいいのかわからない……という、リアルRPGのような世界を生きているジャニーズジュニアの皆さんに、私は陰ながらエールを送ることしかできません。

(まだやり直せるくらいの若いうちにデビューはすっぱり諦めて別の道に進むか、もしくは)無事にデビューできるといいね!!

 

そしてジャニーズ事務所は、いい加減外側に向けても内側に向けても、時代遅れの独裁的・帝国主義的な態度を改めたほうがいいですよ!!!!

*1:※このへんのゴタゴタも、いかにもジャニーズジュニアらしい非情さにあふれていて本当におもしろいのです。しかし永瀬くんも平野くんも逸材ですよね。よくこんなのがホイホイジャニーズに入ってくるもんだなぁと感心します。平野くんはスカウトらしいですが。

*2:ダンスは非常にまじめで一生懸命で好感が持てるのは間違いないんですけど、あの、ターンがガチャついてまとまらないというか、ドタバタした感じなの、どうにかなんないですかね。あれはあれでかわいいですけどね。。

*3:※ジャニーさんのみぞ知る、かもしれませんね

*4:※なぜならバンギャは普通にバンド組んでる男子から発掘するアイドル性に熱狂するのであって、そこに本物のアイドルが乗り込んでいっても興ざめなのです、たぶん