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非メジャーアイドルナビ

一般的に「非メジャー」に分類されるであろうアイドルを追跡するブログです

今、何の音楽を聴いていると「通」っぽいの?

※今回はあまりアイドルに関係ない話です。

 

「音楽に詳しい人」のアイドル評は信頼されやすい

 最近自分でブログを書いたり、他のサイト等でアイドルに対する論評を読んだりする中で、やっぱり「音楽に詳しい人」の意見は説得力があるような気がするな、とふと思いました。

実際には「音楽に詳しいこと」と「音楽(アイドル)を語ること」は似て非なるものだと思うのですが、音楽に詳しいに越したことはないし、単にアイドルについて「カワイイ」「歌がうまい」「好きだ」というフワッとした好みを述べるよりも、「このアイドルの楽曲は●●の影響を受けていてカッコいい」とか、「この歌唱法は●●を参考にしているのでは?」とか言えた方がなんとなく外聞が良い気がします。

というわけで、私も音楽に詳しいフリをしたいのですが、いかんせん俗物的で貧相な耳しかもっていないため、正直言って音楽の良しあしがよくわかりません。なんとなくこうゆうのが流行ってんのかなーと思いながら今までアイドルの楽曲についてソレらしいコメントをしてきましたが、実際のところ音楽について意見らしい意見はほとんど持っていません。せいぜい「これ好きー」「これイマイチー」といった感想くらいです。私の音楽に関する発言の8割は、知ったかぶりだと思って頂いて結構です。

 

そんな私ですが、アイドルについてゴチャゴチャ言うブログを始めた以上、どこかで「自分は音楽に詳しい人アピール」をしておいたほうが、今後自分の発言に重みが増すのでは?というセコいことを思いついたため、かといってイチから音楽の歴史を勉強しなおすようなやる気も根性も全く持ち合わせていないため、とりあえず「最近何聞いてるの?と聞かれたときにコレを挙げておけば間違いない鉄板ミュージシャン」を探し出すことから始めよう、と決めました。

「通」っぽさを保証してくれるミュージシャンを洋楽から1つ、邦楽から1つ選出しておき、いざと言う時に満面のドヤ顔をできるように備えることが、今回の目的です。

 

「通」っぽさの条件

 「通」っぽさを醸し出す条件としては、以下の3つが必要と思われます。

1.あまり有名すぎないこと

2.しかし、有名・偉大なミュージシャンをルーツとしていること

3.流行りのジャンルを押さえていること

 

まず「1.あまり有名すぎないこと」についてですが、当たり前ですが今私が「やっぱり今キテるアーティストと言えばビートルズだよね~」と言ったところで、鼻で笑われるだけです。これはビートルズがあまりに偉大過ぎるため、相手を「何をいまさらテメェが言ってんだ」というシラけた気分にさせてしまうわけです。

しかし、例外もあります。たとえばもし私が、ストロベリー・フィールドだのアビー・ロードだのに何度も訪れては献花しているような熱狂的ファンで、「生涯ビートルズひとすじ宣言」として上記のようなセリフを言った場合、意味合いが全く変わってきます。あるいは、世界のあらゆる音楽に精通している「本当の音楽のプロ」が、「280週目くらい回ってきて今再びのビートルズという意味で上記のセリフにたどり着いたのであれば、それもまた別の重みを持ってくるでしょう。

しかし、私のような「知ったかぶり」レベルが、今更ビートルズの名前を出したところで、自分の無知っぷりをさらけ出すだけで、全く相手にされないのがオチなのです。

 

あるいは、「やっぱり今はブルーノ・マーズだよね~」「時代はテイラー・スウィフトでしょ!」みたいなミーハーっぽい発言もNG。実際売れているわけですから、言っていること自体は100%正しいと思いますが、印象としてはただ流行りモノに飛びついているだけに見え、全く「通」っぽさが感じられません。

もちろん、そこで誰も知らないインディーズ地下レベルのミュージシャンの名前を出しても、ただ「誰それ?」で終わってしまいます。いくら自分が大好きだからと言って、「私はBAKALUCKが好きなの!」*1と主張したところで、ポカーンとされるか、「もうとっくに活動停止してるよ…」と憐みの目で見られるかどちらかですし、逆に自分の発言の信頼性を下げてしまうことになりかねません。

 

と言うわけで、「有名過ぎず、かと言って無名でもない」、大衆に受け入れられうる普遍性を持ったミュージシャンでありながら、世間的にはあまり知られていないことが、「通」っぽさを演出する絶対条件となります。

Youtubeの再生回数の目安としては、10万~100万程度でしょうか。10万以下では「ただのマイナー好き勘違いヤロウ」、100万以上だと「流行りものに乗っかってるだけの勘違いヤロウ」という印象を与えかねません。

 

次に、「2.しかし、有名・偉大なミュージシャンをルーツとしていること」ですが、これはちょうど良い具合にあまり有名ではないミュージシャンを引っ張ってきたところで、今度はそのアーティスト性や楽曲の良さを説明するための「担保」「根拠」が必要である、ということです。

「私が良いと思うから良いの!」みたいなジャイアン的な思想では、とても「通」っぽさを装うことはできません。昔から「虎の威を借る狐」ということわざもある通り、自分がキツネであることが明白な以上、どこからか「虎の威」を引っ張り出してこなければならないわけです。

そこで大きな力を持ってくるのが、「ビートルズ」や「マイケル・ジャクソン」など、すでに評価の固まっている、偉大な有名ミュージシャンたちです。自分で評価を下すことに自信がなくても、過去の偉大なミュージシャンを引き合いに出すことによって、それを評価の根拠とすることができるわけです。

 

基本的に、偉大な過去のミュージシャンたちは、それを聞いた若いミュージシャンたちに多大な影響を与えるものです。たとえ本人が影響を受けた人物に名前を挙げていなかったとしても、「通」が聴けば、「彼らの音楽のルーツはこれだね」と一発でバレてしまうものなのです。そして「偉大な先人を参照する」ことは、ミュージシャンにとってほとんど必要不可欠なことであり、「偉大な先人から良い影響を受け、リスペクトした上で、きちんとオリジナルに昇華している」ミュージシャンこそが、「通」に認められる上質なミュージシャンであると言えるわけです。

ですので、「有名ミュージシャンにルーツを持っていること」が、「通」っぽいミュージシャンの絶対条件の1つになってきます。

 

最後に、「3.流行りのジャンルを押さえていること」ですが、重要なポイントは「今現在流行っている音楽と親和性の高いミュージシャンである」ということです。

再度確認しておきますが、今回の目的は「最近何聞いてるの?と聞かれたときにコレを挙げておけば間違いない鉄板ミュージシャン」を探し出すことです。最近聞いているものということは、当然「通」っぽさを装うためには、今現在流行っている音楽のジャンルをきちんと押さえておくことが必要になります。いくら適度な知名度があり、偉大なミュージシャンをルーツに持っていたとしても、現在ではまったく流行っていない時代遅れのミュージシャンを持ち出したら、周囲の失笑を買ってしまう可能性が高そうです。

もちろん、クラシックについてめちゃくちゃ詳しい人が、「今はモダンがキテるよね!ストラヴィンスキーは天才!」とか言う分には全く問題ないと思いますが、基本的には「今現在世界で売れている曲のジャンル」のミュージシャンでなければ、素人が「通」っぽさを演出するのは難しいでしょう。

また、ややこしいことに日本では「世界で流行っているジャンルと別のジャンルの音楽」が売れていることが多いため、ここで世界の流行を一度調べておく必要が出てきます。いくら日本で爆発的に売れているからといって、「最近はNEWSが提示したインド・ポップスに注目してるよ」と言ったところで、「通」っぽさは1mmも装えません。

現在世界で流行している、「最先端の音楽」をやっているミュージシャンであることが、必要不可欠な3つ目の条件となります。

 

以上のように、3つの条件に沿って「通」っぽいミュージシャンを探索していくと、いったい正解はどのようなミュージシャンになるのでしょうか?

 

結論は、「Duran Duranみたいなニューロマンティックが好きで、今80年代のリバイバルが流行ってるけど、その中でもDon BrocoとI Don't Like Mondays.が最近キテるかな」が正解です。

 というわけで、私が導き出した「通」っぽい回答について、順を追って説明します。

 

まず最近はやっている音楽が、なんとなく「エレクロポップ」だということを知っていたとします。その場合、自分が好きな過去の有名ミュージシャンの中で、エレクロポップのジャンルに属する人を探します。ここまでは、全体的に「なんとなく」検索すれば辿り着けるはずです。

使用検索ワード;「音楽 流行 ジャンル」「エレクトロポップ 元祖 大物」

 

ここで、有名ミュージシャンの中ではなんとなく「Duran Duran」が好きだな、と思い立ったとします。そしたら再び、Duran Duranの詳細や、彼らの影響を受けた最近のアーティストについて検索していきます。ここは、若干の検索スキルとセンスが必要になります。

使用検索ワード;「Duran Duran wikipedia」「Duran Duran 影響 最近」「Duran Duran 似てる バンド 日本」

youtu.be

 

すると、候補となるバンド名がズラズラ出てくるので、気になったものをチョイスしてYoutubeで検索します。ここからはYoutubeの再生回数に注目します。適度に「あまり有名でない」範囲に収まりそうな洋楽・邦楽ミュージシャン各1グループを見つけたら、深追いせずに検索ストップ。うまい具合に、「Don Broco」と「I Don't Like Mondays.」というバンドを発見することができました。どちらも、どことなくDuran Duranっぽいエレクロポップの雰囲気です。

ちなみに、ここであまりに洋楽・邦楽の2グループの音楽性や雰囲気がバラバラに感じたら、どちらかに寄せたグループを再検索したほうが良いでしょう。

youtu.be

 

youtu.be

 

ここまできたら、後はこの2グループについて検索してある程度のプロフィールを頭に入れ、Youtubeで彼らの曲をある程度聞き込めばOKです。だいたい、以下のようなことを語ることができれば、「通」っぽく聞こえるのではないでしょうか。*2

・Don BrocoはUKロックらしいオルタナティヴをベースに、エレクトロサウンドをうまく取り入れているよね。PVもレトロでオシャレだし、80年代ブームの盛り上がりに連れて日本でもブレイクするんじゃないかな。しかし公式サイトの見にくさには参るね(笑)

・I Don't Like Mondays.は、遊び心のあるバンドで良いよね。70~80年代のディスコサウンドが濃厚で、そこに今っぽいエレクトロの要素がうまくハマッてる感じ。楽曲の幅も広いし、日本のバンドにはあまりなかったカルさがあるよね。バンド名からして、もっと不吉なムードを想像してたよ(笑)

使用検索ワード;「Don Broco wikipedia」「I Don't Like Mondays. サウンド」

 

これであなたも、「通」っぽい人になれる!

 というわけで、今から音楽について慌てて勉強するのが面倒な人でも、以上のような手順をキチンと踏めば、それなりに「通」っぽい発言をできるようになるのではないでしょうか。

今回は個人的な好みでエレクトロポップ→Duran Duran→Don Broco、I Don't Like Mondays.というルートをたどってきましたが、他のジャンルからでもわりとスムーズに「正解」ミュージシャンを導き出せるのではないかと思います。皆さんもぜひ、自分の気になるジャンルで「鉄板ミュージシャン探し」にチャレンジし、「音楽にちょっと詳しい人」な雰囲気を醸し出してみてください。

そしておもしろいことに、ただ知ったかぶりをするためだけに検索したのだとしても、結局この手順を踏むことは、自分の好みの音楽を見つけるための近道の1つだったりしたります。実際に私も、今回の記事を書くうちにDon BrocoとI Don't Like Mondays.が普通に好きになりました。自分の好きなバンドが増え、その上音楽について「通」っぽく語るネタにもなる、まさに一石二鳥と言えます。

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重要なのは、「知ったかぶり」をいかに「信頼感のある知ったかぶり」に昇華できるか、ということです。

単に固有名詞だけをズラズラ出しても説得力がありません。コレだ!というピンポイントな部分をキッチリ押さえて、そこだけきちんと語れるようにしておけば、相手にその周辺の音楽一帯を全体的にちゃんと知った上で語っているような印象を与え、「信頼できる人」という空気感を醸し出すことができるのです。これは音楽の世界に限らず、あらゆるシーンで必要となってくる、上手に生きるための1つのテクニックではないかと思います。

 

とはいえ、結局のところ付け焼刃の知識しかないわけですから、深く突っ込まれればすぐにボロが出てしまうでしょう。

いついかなる時も、重要なのは「早期撤退」であることを心に刻み、今後もアイドルについてそれらしく語っていきたいと思います。

 

おまけ

今回Youtubeで色々検索して最も気になったアーティストは、Siaでした。条件にあてはまらなかったので深く調べていませんが、いったい何者なんだろう…。めちゃくちゃおもしろいです。

youtu.be

*1:※絶対に検索しないでください。

*2:最後の(笑)な一文が通っぽさを強調している、はず…。