非メジャーアイドルナビ

一般的に「非メジャー」に分類されるであろうアイドルを追跡するブログです

アイドルの天才①「存在がアニメキャラレベル」古屋敬多(Lead)1/3

私は男女問わず様々なアイドルのファンですが、その中でも特に「大好き!」と言うより「こいつはスゲェ…」と言わざるを得ない、個人的に「アイドルの天才」だと思っている人たちについて取り上げてみたいと思います。

 

第一回は、ご存知(?)Lead古屋敬多さん*1です。私がここ数年のアイドル界の中で、最も「この人はスゴイ」としみじみ思っている男性アイドルです。

先に申し上げておくと、さかのぼること13年ほど前、Leadファンになったばかりの若かりし頃、私は敬多に対して「甘ったれたヤツ」というややネガティブな印象を持っていたことを告白しておきます。*2しかし、成長期を経て大人になった現在、そんな性格上の欠点さえもいつの間にか魅力に変えてしまっているのが、このアニメキャラ野郎の恐ろしいところなのでした…。

 

Lead:ライジングプロダクション(旧Vision Factory)所属の男性アイドルユニット。路上ライブを経て、DA PUMPw-inds.の弟分として、2002年にデビュー。

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古屋敬多:アイドルユニットLeadのメンバー。1988年6月13日生まれ。福岡県出身

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古屋敬多のスゴイとこ①ダンスの鬼

Leadは元メンバーの宏宜も含め、基本的に全員ダンスがうまいので、あまり突出して敬多のダンスのスゴさをほめたたえることもないかなと思うのですが、やはりライブDVDを見るといつも、敬多のダンスに猟奇的なものを感じてゾクッとしてしまいます。日頃の彼の色々ダメな感じからは想像もできない雄姿を見るたびに、神は、古屋敬多をギリギリ人間にしておくために「ダンス」を与えたのではないか…的な、名作ボクシング漫画「シュガー」を丸パクリした一文が浮かんでしまうほどです。

個人的な好みの問題もあると思いますし、私はダンスについて素人ですので、テクニカルな部分で専門的なコメントはできないのですが、メンバーからも「ダンスの申し子」と認められているらしい敬多の、「ダンスにかける情熱」を感じて身も心も震えるポイントを、いくつか挙げてみたいと思います。

 

1.歌いながら踊るスキルがハンパない。

Leadと言えば、歌いながら踊る持久力が最大の魅力の1つとなっていますが、その中でも敬多は特に「歌いながら踊り続けるスキル」が高いメンバーだと言えます。

ライブ動画を見て頂ければ、口パクかCGなんじゃないか?と本気で疑いたくなるレベルで、かなり激しいダンスを踊りながら息切れせずに歌い続けているのがわかるかと思います。これは、相当な持久力とダンス力・歌唱力が必要な高等テクニックだと思うのですが、その上彼は歌いながら踊ることに一杯いっぱいになって「ただの必死な人」になってしまうのではなく、パフォーマーとして、表情や声の表現まで見事に緩急をつけてきています。

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人は、どこをどう鍛えるとこんなふうに歌いながら踊って感情表現できるのでしょうか?

なんというか、ここまでくると人間業じゃないというか、敬多は何かの化身なのか?と恐ろしくなってしまうほどです。日々の鍛練はもちろんですが、それ以上に「絶対歌いながら踊って表現する!」という覚悟というか、強い意志がなければ達成できないことなのだろうと思います。

パフォーマンスしている敬多を見ていると、「ダンスがなければ敬多じゃない!」的な、断末魔の悲鳴をあげる某テレビ局レベルで鬼気迫る強烈な意志の力を感じ、なんと言ってよいのか、とても尊い気持ちになるような気がします…。

 

2.マイクホールドがハンパない。

敬多が踊りながら歌うスキルの高さを見せつけるのは、ヘッドセットマイク使用の時ばかりではありません。むしろ、Leadはマイクを持ってパフォーマンスする時の方が多く、その場合にもダンスの手を一切抜かないわけですが、特に敬多の「マイクを持ちながら踊る」スキルはちょっと目を疑うものがあると思います。その凄さの秘訣は、おそらく「マイクホールドのうまさ」にあるのではないでしょうか。

特にこの「想い出ブレイカー」という昭和のかほりが強い曲は、「なんでこの曲調でそこまで細かい振りつけにする?」とツッコミたくなるくらいフリが細かく見えますが、なんとマイクを持った左手側にも肘の動きがガンガン入っていて、生半可なホールドでは間違いなく声がブレてしまうような振付になっています。それを、敬多先生は見事なホールド力でマイクを口元からまったくブレさせず、見事に歌いながら踊りきっているわけです。

敬多先生の左手に注目しながらご覧ください。

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この曲のメインどころは輝が歌っていることもあり、基本的に輝は自分がソロで歌う時は歌に集中して、ダンスをいったんお休みすることが多いのですが、敬多先生は全く留まることを知りません。歌いながらマイクを持った左手を動かしまくり、ターンしまくります。

しかも、途中で客席に笑顔で手を振る余裕付きです。その時の「ごく無防備な笑顔」がまた、見ているこちらを戦慄させてくれます。

 
3.重力を無視できる。

体重が軽いということもあるのでしょうが、敬多が踊っているところを見ると、「この人は重力という重石から解放されている4次元に生きている人なのでは?」と不安になってしまうことが多々あります。

敬多が得意とするラビットなんとかとか言うぴょんぴょん跳ねるダンスの技は、恐らくダンス界ではそんなに珍しいものでもないでしょうし、本気で鍛えれば誰でもできることなのかもしれませんが、敬多が針金のような体でぴょんぴょん跳んでいるのを見ると、本当に背中に羽根が生えているかのように軽やかで、人間ではない何かに見えてきてしまうのです。

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人体には体重があるという事実を無視した人間ブリッジ横断ライオンキングのモノマネ等も、敬多先生のビックリ人間具合を堪能できる見せ場のようです。

もちろん、組体操やらアクロバットやらをやっているときに限らず、普通にダンスのステップを踏んでいるときでも、敬多の足元の軽さには目を見張ることが多いです。ライブ中も、輝や伸也は普通の革靴なのに、敬多1人だけ違う靴を履いていることがあったりして、そんなときはつい「この人の靴は実はコナンくん的な仕掛けが施されているのでは?」と疑心暗鬼になってしまいますね。

 

4.振付がイケてる。

なんと、敬多先生はただ単に踊れるだけじゃなく、振付を作ることもできるのです!…とソレらしく書いてみたものの、Leadのメンバーは普通に全員振付していて、輝も伸也も振付が上手なので、特に敬多をほめたたえる点にはならないのですが、個人的には敬多の振付が好きです。

若かりし頃のシングル曲「ファンキーデイズ!」の振付は、勢いがあって良いですね。

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伸也の髪型・ファッション等に激しくツッコミたい気持ちはやまやまですが、とりあえずダンスだけに注目してみると、ヒップホップを標榜する若いグループらしい軽やかなダンスで、非常に好感が持てます。あまりダンスシーンが出てこないのは残念ですが…。当時敬多先生は15歳かそこらだと思いますが、今とはまるで別人のような幼さですね。

 

最近だと「Just do it」の振付が敬多先生らしくて好きです。

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人体構造的に、敬多にしかできない動きが随所にみられ、輝や伸也がそれを自己流に解釈して踊っているのが面白いところです。*3緩急のあるダンスで、動きが細かいところと客席を盛り上げる部分のコントラストが個人的に気に入っています。客席への激しい煽りも、敬多先生の真骨頂ですね。それにしても、相変わらず容赦なく歌いながら踊りまくっています。

 

5.ダンスが好きすぎて自費でLA留学。

これはちょっとしたおまけエピソードですが、もともと「いつかダンスでアメリカ留学してみたい」と公言していた敬多先生が、先日念願のロサンゼルス短期ダンス留学に、メンバーの輝と伸也も巻き込んで3人で行ってきましたよ、しかも完全に自費で、というお話です。

経費節約のために、3人で1部屋に泊まったという貧乏学生みたいなこぼれ話には愕然としました。いい歳したアイドルですよね?遊びに行ったわけじゃなくて仕事に関わる留学なのですから、ちょっとくらいお金を出してあげてもいいのでは?とライジングプロダクションの徹底したケチっぷりに一瞬怒りがこみ上げましたが、3人が気ままにロスでチャリンコを漕いだりユニバーサルスタジオに出かけたりする自撮り動画を見て、「完全にプライベートじゃないですか…」と一気にボルテージが下がったことを一応報告しておきます。


というわけで、アイドル・古屋敬多はとにかくダンスがすごいね、マル、で終わってしまいそうになるのですが、実は敬多先生の恐ろしさはまだまだ始まったばかりなのです…。

次回に続く)

*1:以下敬称略。

*2:なぜ自分がこんなに上から目線だったのかはよくわかりません。

*3:彼の肩の可動域は、人間の範囲からややはみ出している気がします。